想像力を育てる循環するおもちゃ
昨年のクリスマスにジジババからプレゼントさて頂いた積み木、グリムス社のアーチレインボー。
最初もらった時の使い方はこんな感じでした。
並べて、そこに動物も置いています。
あとは、こんな感じ。
これは平面に並べていますね。
この写真たちが1月前半くらいだったかな、と思いますが、2カ月経ち、積み方に変化が出てきました。
今日の積み方はこちら。
テーブルの上に積み上げていきます。
そして、これで完成。
今までは、1つずつ置いていたばかりだったのに、積み重ねています。
その次に、もう一つ作品を作っていました。
これも、積み木を重ねて作っています。
このアーチレインボーに関しては、今までは重ねるという遊びを見ることはありませんでした。しかし、今回は重ねて遊んでます。遊びのレベルが高まっているように感じます。
どうして、こんな風に遊びのレベルの変化を感じられるのか、というと、それは、アーチレインボーが
循環
するおもちゃだからです。
循環とは
作る→壊す
を繰り返し、様々なものを創造できるもののことをさします。
アーチレインボーであれば、床に置いても重ねても、様々な形になります。抽象的なものから具体的なものまで様々なものを作れます。
作っては壊し、作っては壊し、を繰り返すことができます。
それが、循環です。
循環するおもちゃの良さは、想像力を育めることにあります。
◯◯マンや、◯◯ライダーのように、キャラクターや形が決まっているおもちゃは、それにしかなり得ません。想像力を働かせる余地がありません。
しかし、循環するおもちゃならば、◯◯マンにもなれば、◯◯ライダーにもなる。家にもなれば、魚にも鳥にもなる。同じものから様々なものを作ることができる。それは、想像力を働かせることに繋がりますよね。
良いおもちゃとは、循環するおもちゃである。
そう言っても過言ではありません。
そして、循環するおもちゃは、長く使えます。
発達段階によって、おもちゃの使い方が変わってきます。アーチレインボーに関して言えば、置いたり、積んだり。思いのまま置いたり、計画的に具体物を作ったり。
子どもたちに、長い間、今の力ではちょっと難しいチャレンジを、自然に提供します。
そして、だからこそ、飽きることがありません。次はこれ、次はこれ、と遊びがつながっていきます。
そして、そんなおもちゃだからこそ、成長を感じられます。
最初はちょっと難しいことへのチャレンジがこれだったんだな。
そして、今はこれだったんだな。
という風に。
そのおもちゃは循環するか。
子どもがよりよく育つおもちゃ選びの視点の一つになると思います。